「アンフォルム」 を読む

「アンフォルム」イヴ=アラン・ポワ+ロザリンド・E・クラウス著 を読む。もう、10年ほど前に翻訳出版されたもので、元はポンピドゥセンターの企画展示カタログだという。

    私は現代美術を見る機会はあまり多くない。この本も、水墨画の潑墨とアンフォルムの違いを確かめようと、読んでみたのだった。

    それが、現代美術の解説書として、今までに経験したことないほど愉快だった。

    バタイユを軸にして、近代絵画から説き起こし、現代美術を語っている。ブルトン、フロイトは分かるとしてヘーゲルにマルクスまで出てきて、思わず頬が緩むのは、個人的な感情かもしれないが、これだけ大きく構えての話なので面白い。

     しかしポンピドゥセンターは大したものだと感心した。日本の状況はよく知らないが、この翻訳が出ただけでも、希望はあるのかもしれない。

 

 

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